【マレーコーカサス】コーカサスオオカブトの産卵セットの組み方とポイント!!

カルコソマ属

みなさんこんにちは!美琴です✨

7月も半ばに入り暑くなってきましたね…😅

野外でちらほらクワガタたちが活動を始め、それを採集しにやって来る地元の子どもたち…

昆虫好きなら誰もが心躍るシーズンの到来です!

さて、今回は大人気種、

コーカサスオオカブト

の産卵セット解説記事です!👏👏👏

先日、ずっと憧れだった✨マレーコーカサス✨を購入しまして、セットを組んでみました!

実際最初こそ上手くいきませんでしたが、

試行錯誤し、最終的にはしっかり60個ほどの卵をGETできました〜!

カッコイイ子たちが一斉に羽化する日が待ち遠しいですね☺️

ではここから今回ブリードさせたコーカサスオオカブトの簡単な紹介と、

私の考えるコーカサスの産卵のポイント&産卵セットを組んでいる様子をお伝えしていきます!

マレーコーカサスオオカブトについて

ここからはマレーコーカサスについて簡単に解説します!

そもそもコーカサスオオカブトには現在4つの亜種がいます。

「コーカサスオオカブト」という「種」をさらに細分化した分類が「亜種」になります。

まずはジャワコーカサス(インドネシア・ジャワ島)。

最も一般的に流通する亜種で4亜種中最小。

価格もリーズナブルで、おそらく多くの方がイメージするコーカサスではないでしょうか。

続いてスマトラコーカサス(インドネシア・スマトラ島産)。

角が比較的まっすぐ前に伸び、最大の亜種と言われています。

そしてタイリクコーカサス(インドシナ半島産)。

スタイルが良いコーカサスで、後述するマレーコーカサスよりも角が細いそう。

比較的長角が出しやすいと噂には聞きますが、本当なら夢のようですね!!

最後に、今回記事になっているマレーコーカサスです!

角が太くて逞しく、2本の胸角が強く湾曲し大型個体は迫力満点!

私が一番好きな亜種です。

幼い頃からコーカサスファンの私ですが、初めてこの亜種の存在を知った時にはもう、痺れましたよね!

こんなカッコイイ生きものが地球上にいるのか!?!?

とw

ですがマレー産は特に高価でして😅、お金のあまりない私は大型個体にはとても手が出ませんでした笑

ということで比較的小ぶりなオスのペアを入手(大型に比べれば幾分か安いですが、それでも買う時には勇気が要りました笑)。

これを逃すと次にいつワイルドにお目にかかれるかも分かりませんでしたし!🤣

マレーコーカサスのオス。中型個体でも角が太く迫力がある。原名亜種とは頭角の三角突起がないことで見分けられる。
上翅の光沢が上品だ。「コーカサス」とは「白い雪」を意味し、この光沢を雪に見立てて名付けられた。従ってコーカサス地方原産というわけではない。

続いて、このコーカサスのブリードを成功させる上で大事になるポイントを共有していきます!

ポイント1:元気なメスを入手する

まず1つ目はこちら。

元気なメスを入手する

です。

マレーコーカサスのメス。脚も欠けておらず元気いっぱい。

カブトムシのメスは数十個以上の卵を産むことが普通にありますから、

やはり産卵には膨大なエネルギーが必要になってくるのは想像に難くないと思います。

ですのでしっかり産卵に耐えうる、元気で状態の良いメスをまず揃えたいところです。

ここでいう「元気なメス」について私なりに定義を考えてみました。

私の考える「元気なメス」

①十分成熟し、活動的である
②年を取りすぎていない

まず、

①十分成熟し、活動的である

ですが、

餌を十分に食べ、ケース内をせわしく動き回っているようであれば大丈夫かと思います。

翅を広げて飛ぼうとしていたらそれこそ元気が有り余っている状態だと言えるでしょう。

ちなみにうちのメスはブルブルと身体を震わせ、勇ましくこちらを威嚇してくるほどでしたw

またワイルド個体についてですが、

羽化後、野外で活動しているところを採集されたわけですので、既に成熟していると見て良いでしょう。

一方でブリード個体は羽化や後食開始からどれだけ日が経ったのかを逐一確かめることをおすすめします。

次に、

②年を取りすぎていない

です。

これは「成熟の浅い個体を使わないようにする」ことの逆のような視点ですが、

成熟したからといって

年を取った個体は無精卵を産むor卵を産まない率が高いような気がしています…

例えば私はヘラクレスオオカブトのブリードに初めて挑戦した際、

確実に成熟させるために後食してから半年はそのままにしておいた記憶があります…

結果、数十個と産みつけられた卵の殆どは腐ってしまい(おそらく無精卵)、

なんと有精卵が5個程度しか得られませんでした😭

ヘラクレスに関して言えば、某有名ブリーダーさんは後食後だいたい1ヶ月で産卵セットを組まれるそうです。

コーカサスはヘラクレスよりも一般的に寿命が短いそうなので、より早い段階で使う方が賢明かもしれませんね!💦

ここまでの話を一旦まとめると、

「成熟はしているけどまだ若いうちに産卵させる」ことは重要なのだと思います。

(ちなみに、ギラファノコギリクワガタでも年をとったメスでは産卵に失敗し、若いメスでは成功しました)

ポイント2:確実に交尾させる

続いてポイント2つ目は、

確実に交尾させる

です。

今回はワイルド個体を購入しましたので、

「野外(産地)でオスと交尾している可能性が高い」

と判断(希望的観測)して、ペアで入手したオスと交尾させずにセットに投入しました。

というのも、コーカサスってかなり気が荒いイメージがあったので極力オスとメスを近づけたくなかったんですよね…

メス殺しの話も聞いたことがあります😱

で、一定期間セットを置いた後でマットを暴いてみたのですが、

卵はゼロ。

そこで、仕方なくハンドペアリングさせることになりました…

長期間同居させるのはさすがに怖すぎたので、目の前で交尾してもらうことに。

結果的には今回のオスは「かなり」温厚な子でして、一切メスを攻撃することなくすんなり交尾に至りました。一安心😮‍💨

そして改めて産卵セットを組み直しましたが、そこからはもう、すごいペースで産んでくれましたよ!

それに見る卵見る卵、艶がよく、まんまるとしていて明らかに良さげな感じ…!

今は幼虫たちがたくさん産まれています✌️

参考までに、私はコーカサスと同じくカルコソマ属のなかまである、

モーレンカンプオオカブト

の産卵に二度挑んだことがあります(体験記はこちらから!↓)。

一度目はショップでワイルドのメス単を購入してそのままセットしました。

大量に卵が産み落とされていて大喜びしたのも束の間。全部無精卵でした😭

二度目はペアで買いましたがオスとの相性が最悪でして、メスが絶えず攻撃されていました。

そこでこちらも不本意ながら交尾させずに産卵セットに投入(ワイルド個体です)。

やはり有精卵は得られず終了となりました…😢

ちなみにですが、二度目に迎え入れたオスはかなりの小型個体でした。

カブトムシが交尾する時、少しかわいそうですが逃げようとするメスをオスが半ば強引におさえつける必要があります。

当時のモーレンカンプのオスはおそらく小さすぎてそれができず、交尾に難儀したのだと思います。

それでイライラしてメスを執拗に攻撃したのかな…と。あくまで推測ですが。

そういう意味で、もし用意できるのであればペアに使うオスは大きい方が良いかもしれません。

しかしそれにしても、モーレンカンプ2匹にコーカサス(最初)と、

立て続けにワイルドのカルコソマでペアリングなしでセットを組んでは失敗しました。

すぐには一般化はできないですが、

もしかしたらカルコソマのなかまは他属よりも現地での交尾率が低いとか、交尾から時間が経つと産みが悪くなるとか、

産卵難易度が高くなる理由があるのかもしれませんね…!

他のブリーダーさんたちの体験もお聞きしてみたいところです…

実際に産卵セットを組んでみた

それでは、いよいよ私がどのように産卵セットを組んでいったのか写真付きでご紹介します!

まずは発酵マットを用意します。

正直コーカサスはマットの質にうるさくないだろうと勝手に判断し、

ペットショップでたまたま在庫のあったものを使おうと思いこちらを購入。

まあ、パッケージ写真が同じカルコソマのアトラスオオカブトなので幸先が良さそうだな〜ってことで😆

マット約10Lに対し600ccほど加水してよく混ぜます。

続いてマットを入れる容器について説明します。

大型カブトで、産卵数も多いことが予想できることから、

コバエシャッター大を買っておけばまず間違いないでしょう。

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容量は約20Lと大きく、メスが十分潜れる深さもあり安心です。

ただ、今回私はお金の節約のため100均のもの(これに関しては500円でしたが笑)をチョイス。

容量は12L。たっぷり入ります。

ただこのケース、昆虫飼育用ではないので虫が呼吸するための空気穴が空いていません。

つまり、そのまま使用すると虫が窒息して亡くなってしまう可能性があります(パッキンとロック付きですし…)。

そこで、蓋にドリルでいくつか穴を開けておきました。

ですがこうすることにより呼吸には差し支えなくなったものの、

今度は穴からコバエが侵入し、産卵用のマット内で大繁殖するのが目に見えています😱

そこで穴を塞ぐため、昆虫用のコバエ侵入防止のシートをハサミで丁度良い大きさに切って貼り付けました。

こんなかんじ。

これなら空気は循環しますが、コバエは出入りできません✌️

ちなみにですが、厳密にはこのシート、何も「昆虫専用」じゃなくても大丈夫です。

シートの一番身近な入手先は100均やホムセンのペット用品コーナーになりますが、

夏以外だと極端に取り扱いが減りますから、園芸用の不織布シートで十分です!笑

産卵セット以外にも昆虫飼育で重宝するアイテムなので一枚持っておいてはいかがでしょうか?

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…と色々書きましたが、最近近くの100均を何店舗も探し回っても、こういう大型の容器がないんですよね〜〜〜😓(廃番になったのか!?)

それにケースの加工は既製品を買うより安上がりですがそれなりに面倒なので

すぐ産卵させたい方はやはりコバエシャッターを買ってしまうのが一番楽ですかね!(結局)

さて、ここから加水しておいたマットを入れていきますが、

なんとなく私のこだわりとして、マットは「3層」に分けて入れています。

下の層から順に

かたい・普通・やわらかい

と、詰め方を変えているんですね。

まず1層目。

できる限りの力を加え、全体を上から「ガチガチ」に押しかためます。

素手でも良いですが、ハンドプレスをお持ちの方はそちらを使われると便利かもしれません。

経験上、コーカサスに限らずカブト・クワガタの多くの種でメスが主に産卵に使うのは、この、ガチガチの層です。

そして2層目。

先ほどよりも少し力を抜いてやさしめに押しかためます。

ラスト3層目。

この層は一切押しかためません。

フワッとマットを被せるだけでOKです!

なぜ私がこのような(めんどくさい)詰め方をしているかというと、

深くなるにつれてマットにかたさのグラデーションをつけることで、メスが好みのかたさを選んで産卵できるようにしているからなんですね。

まず表層のマットはやわらかいので楽に潜らせることができ、ある程度掘り進めて丁度良いかたさになったところで産んでもらおうという狙いです!

まあ、このやり方が虫の本能や習性に則しているかは分かりませんが、

今のところマット産みの多くの種(カブト・クワガタ)で産卵を成功させています!👍

最後に転倒防止用の足場(今回は角材ですが、なんでも良いです)とゼリー、メスを入れて一定期間置きます!

先述のように一度目のセットでは卵は取れずじまいでしたが、交尾をさせてリトライすると…

たくさんの卵が取れました!

取れすぎてもまずいのでこのくらいでセーブしました笑

ちなみに孵化率は7、8割ほどです。

まとめ

ということで、今回はコーカサスオオカブトの産卵セットのポイントと流れを見ていきました!

産卵させるにあたって

・元気で産卵準備OKなメス(若すぎず高齢過ぎず)を用意する
・メスを確実にオスと交尾させる

というポイントを守れば、あとは比較的すんなりと産んでくれる印象でした。

マットも幅広く使えそうですが、「カブトムシ用」という表記があればより確実ではないでしょうか。

ブリードも難しくなく、本当にカッコイイ種ということで多くの方にコーカサス、おすすめしたいですね!

ただ、一般的には角の長いオスを羽化させるのは難易度が高い(とりわけマレー産は)とされていますので、

孵化した子たちの飼育を一生懸命がんばって長角を目指したいと思います!

ここまで読んでくださりありがとうございます(^^)
次回の記事もお楽しみに!
だすびだ〜にゃ⭐️

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