メスのクワガタの飼育方法の最適解とは?

Uncategorized

こんにちは。

今回は少し変わったテーマについてお話しさせていただきます。

そのテーマとは、

「メスのクワガタの飼育方法」

です。

なぜメス限定の話なのか?

というのもこの記事は、

実際にブリードをしていて、

まさに今、一挙に大量にメスの姉妹たちが羽化してきたという方に読んでいただきたいからなんですね。
(オスとメスって羽化ズレしますよね…)

後述しますが、私はクワガタのオスとメスを1ケースを仕切りで区切って一緒に飼うということをあまりしません。

ショップでは仕切りで区切って売られていることが多いですがね。

仕切ってしまうとオスの大きい部屋とメスの小さい部屋ができますが、メスの部屋は明らかに小さいです。

オスの部屋も個体サイズに対して十分とは言えず、特に大型のオスなら悠々と広い空間で過ごしてほしいなとも思います。

だからオスは1匹につき1ケースを与えています。

話が少し逸れましたが、私はメスたちはメスだけでまとめて管理しています。

同じ場所・同じケースで飼うとなにかと楽です。

ここでは、たくさんのメスたちをできるだけ「効率的に」飼育する方法をご紹介します。

「効率的」というのは、

メス1匹に対して狭すぎてストレスを与えず、

かといって広すぎてご家庭の飼育スペースを極力圧迫しないやり方で、という意味です。

どうぞ、よろしくお願いします。

やってはいけない飼育法:プリンカップ

今、「おすすめ飼育法の紹介」と言いましたが、

まず最初に、やってはいけないNGな飼育法について書かせていただければと思います。

それは、プリンカップによる飼育法です。

200ccのプリンカップ

なぜプリンカップではダメなのか?

それは、メスが小さい顎を持っていることに関係します。

オスの長い顎のことを思うと普段あまり意識しないかも知れませんが、

あの小さく、短く、鋭い、ニッパのような顎です。

そのニッパのような顎は材産みの種だと産卵材(産卵木)をかじって穴を開けるのに役立ちますが、

同時に脱走に使われることもありまして…

特にギラファ、マンディブラリスのような大型種のメスを普通のプリンカップで管理したとします。

休眠中(後食開始前)なら全く問題ないのですが、後食が始まり活動が開始した後もプリンカップで育てていると

ほぼ間違いなく底やフタをかじられて穴を開けられ、脱走されます。

スマトラオオヒラタクワガタのメス。オスのイメージに違わず、がっしりとしていていかにも強そうな顎を持っている。

夜、部屋の中で飛び回られると羽音がうるさいんですよね…

まだそれだけで済めば良いですが、

何かのはずみに窓の外に逃げてしまうと生態系保全の観点から大問題です。

ですのでメスはちゃんとしたケースで飼育することを強くおすすめします。

ここからはケースを使った私なりのおすすめ飼育法をご紹介します。

あまりおすすめしない飼育法:クリアースライダー

次に、ダメとは言わないものの

あまりおすすめしない飼育法についてお話しさせてください。

おすすめしない飼育法は、

メスをクリアースライダーで飼育することです。

クリアースライダー

これを聞いて、え?と思われた方も多いと思います。

なぜならクリアースライダーは昆虫飼育ケースでは定番中の定番商品だからです。

確かに見た目はシンプルでスタイリッシュ。鑑賞にはもってこいだと思います。

しかし私が少々困っているのはその構造にあります。

フタを外して上から見たところです。

クリアースライダーは仕切りをセットできる位置が固定されていて、好きな場所に動かせないんですね。

多くの方はこの写真でいう、仕切りの右側(大きい部屋)にオスを入れ、左側(小さい部屋)にメスを入れると思います。

しかし自分の経験上、小さい部屋は明らかにメス1匹に対して手狭感があります。

クワガタたちは液体状の排泄物を出しますが、

空間が狭いので床敷(ハスクチップなど)がすぐにベチャベチャになってしまい、交換の頻度が増えてしまいます。

これでは飼育に手間がかかります。

また他の理由として、

大きめのゼリーが小さい部屋に入らないから、というのがあります。

私は極力ゼリー交換の頻度を落としたいのでゼリーは65gのものを使います。

メスに対しても、です。(特に大型種のメスの食欲は凄まじいです…)

しかし65gのゼリーを入れようとするとこうなります。

見事につっかえました。(大きい方の部屋には入り切るのですが…)

となると小さい(16gなど)のゼリーを高頻度で与えないといけないことになり、やはり面倒です。

このように、仕切りで区切った部屋が(私の感覚では)メスにとっては小さく、

大きめのゼリーが入らない
床敷がすぐ汚れる

などのデメリットが生じます。

その結果、メンテナンスの頻度が上がり、手間になるのです。

しかし察しの良い方は気づいたかも知れませんが、

クリアースライダーの仕切りを外せば確かに空間を広々使うことができます。

これなら先ほど挙げた管理の煩わしさを解消できます。

ですがこれは私の考えなのですが、

仕切りなしの空間はメスにはかえって広すぎるんですね…

もちろん個体のことを思えば管理空間が広いに越したことはないのですが、

メスを大量に飼育する場合、

1匹につきクリアースライダーを贅沢にも丸々1個使っていたら我が家では飼育部屋を圧迫してしまいます…

おすすめの飼育法:コバエシャッターミニ+仕切り

では、今度こそ私がおすすめするメスの飼育方法についてお話しします。

それは、

コバエシャッターミニ仕切り付きで使う方法です。

コバエシャッターミニ

コバエシャッターシリーズもクリアースライダー同様定番の昆虫飼育ケースであり、

ご存知の方も多いでしょう。

コバエシャッターはサイズ展開が豊富です。

中でもこの、「ミニ」は、幅・高さ・奥行きと、クリアースライダーと近いサイズ感をしています。

ですがクリアースライダーとの違いは、仕切りをセットする位置にあります。

コバエシャッターミニの場合、仕切りはちょうど真ん中で固定されます。
(外すことはできますが動かせません)

クリアースライダーと底面積はほぼ同じなのですが、仕切りが「真ん中」にくるのがミソです。

ケースを仕切った時にできる左右の部屋の大きさがちょうど良いんですよね。

このように、65gのゼリーがそれぞれの部屋にすっぽりと入ります。

それに、ちょっと厚めに床敷を入れておけばそんなにすぐに汚れることもありません。

ちなみにこれも、先ほどのクリアースライダーの話と同様、

仕切りを入れずに丸々1ケースをメス1匹に使用するのは広すぎると思っています。

「コバエシャッターミニにメス2匹」

狭すぎず、広すぎず。

メスを大量に飼育する場合、できる限り効率化を図るとこうなります。

これが美琴流メス飼育の最適解です。

Uncategorized
X(旧Twitter)のフォローもよろしくお願いいたします!!
美琴をフォローする
secret beetles

コメント